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特別ではないけれど、本当はとても特別なこと

お兄ちゃんは、弟がいじめられたりすると、とても怒る。
弟は、お兄ちゃんが怒られたりすると、体を張って阻止しようとする。

特別に仲が良いわけではないだろうけど、唯一無二の相方として、それぞれのピンチが許せないのだろう。
本能として、そう感じるのだろうと思う。


兄弟





僕にも弟がいた。

いつもそばにいて、やがて誰よりもそれが当たり前になり、あまり気にかける事もなくなっていった。

それぞれが家庭を持ち、お互いが自らの意思でコミュニケーションをとることもないまま、月日だけが過ぎた。

弟に二人目の子供が生まれたと聞いた。
特に会いに行くこともしなかったが、それは取り返しのつかない後悔となった。

程なく、しかも突然に、弟は自ら命を絶ってしまった。



一報を受けた時、何が起こったのか理解ができなかった。
当たり前が、当たり前でなくなった瞬間。

僕も、泣きじゃくる小さな弟の手を引いて家まで歩いて帰った事が何度かある。
お互いが、もうどうでもよくなるくらい歳をとるまで、いつまでも、その気になればすぐに会いに行ける存在であるはずだった。

案外、そうでもないんだな。

お兄ちゃんは、いつまでも弟の手を引いて、弟はいつまでもその手を離さないでいてくれたらな、と心の中で思ったりしている。












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子どもたちとのお出かけ記録。

これからの方々の参考になれば幸いです。

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