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扉の向こう側にあるものは果たして真理か?





ロサンジェルスのとある高校で発見された謎の図。
これは何か?で話題だったようだ。

ハガレン①




知っている人はニヤっとしたに違いない。

答えは「人体練成陣」

人間を作り上げる魔法陣。
禁忌(キンキ)であり、ご法度の禁じ手だ。

ハガレン③



この練成陣の術者は「真理の扉」まで飛ばされ、不相応な練成の代償として自らの人体を失う。
誰も成功したものはいない。

↓真理の扉に描かれるレリーフ
ハガレン⑤




人間の練成には「人体・魂・精神」の三つを練成する必要がある。

肉体は人体を構成する元素や物質を基に錬成を行う事は理屈上可能だ。
但し、魂・精神という練成の枠を超えたものは、物質練成体系の枠を超えてしまう。

この枠を超えるに際し、術者は旧約聖書にある生命の樹を携えた「真理の扉」なるものを見ることになる。
この扉を抜けるには練成用語で「通行料」(同等の対価)が必要だ。

練成の大原則は「等価交換」。

つまりは、人体練成を行うために通り抜けなければばならない「真理の扉の通行料(同等の対価)」は、誰も払えないということになる。
これが真理であり、人が人を練成することなど自然の摂理以外ではなしえない。

故に禁忌ということになる。






実写映画になる「鋼(はがね)の錬金術師」
通称「ハガレン」


6000万部を売上た有名なコミックだ。

ハガレン②



「名前は知ってるよ」
そういう方も多いかと思うが、作品の全体感を知っている人はあまりいないのかも知れない。


死んだ母親を錬金術で蘇らす事に失敗した兄弟は、その代償として、兄は手足を、弟は体のすべてを失い、その失った体を取り戻す事ができるかも知れない「賢者の石」という謎の物質を探し求める、、、、、的な概要だ。
この賢者の石は、錬金術で人を作る(蘇らせる)人体練成において、自らの肉体と精神を対価とせずに等価交換を可能にする、、、かもしれない、、的な設定。

読み手によっては主題となるテーマは違うかもしれないが、骨子はこれだ。


僕個人のこの作品に対する興味は、作品の不思議な生い立ちと、魅力的で細やかな設定にある。




まずはTVアニメ版。

同じ物語でありながら、主題の違う作品が「2種類」ある。
どちらもTVアニメシリーズとして放映されたが、ラストが違う。


ハガレン⑥



この二種類の発生は、コミックの連載と同時並行でTV放映がなされた事に起因する。
当然、TV放映はコミックに追いついてしまう。
よくある話だ。

けれど、他と違うのがコミック連載をあっさり「追い越して」放映がなされた事。
つまりは、まったく違うエンディングに向かって、違う作品として製作され続けた事にある。

こんな事はあまりないのだが、素晴らしかったのが、原作とまったく違う展開になりながらも、TVシリーズの物語の完成度は極めて高く、「たるむ」事なく最終話まで走りきった事。
その完成度は、内外で賞を受賞するだけでなく、最終回のその後の続編が映画化され、ヒットするほどだった。

個人的には、オリジナル作品よりも、このパラレル作品の方が好みだったりする。
かねてより時々取り上げる「魂の方割れ」的な要素が主題になっていたからだ。






とは言っても、オリジナルはやはりオリジナルであり絶対でもある。
なにより、オリジナルの面白さは別格だった。

異例ともいえるが、連載の最中、再びTVアニメ化がなされた。
今度はオリジナル作品を忠実にアニメ化したもの。

先に完成したTVアニメシリーズ同様、連載との同時並行で、「追いつく」というリスクはあった。
そして追いつくのだが(笑)

自分の知る限り、例のない処置がなされたのが、連載の最終話とTV放映の最終話は、確か同時期発表に調整されたと思う。
2010年7月に連載とTVシリーズは同時終了した。

オリジナルからくみ取れるのは、元始よりこの世の「物」「事」「精神」「魂」はすべて記録され、共有されているという「アカシックレコード」。
「真理の扉」はそのアカシックレコードへの入口であり出口となる。


特異な登場人物として、傲慢、色欲、暴食、嫉妬、強欲、怠惰、憤怒の「七つの大罪」を具現化した人造人間(ホムンクルス)や、生体練成の研究で生まれた悲哀の合成獣(キメラ)など、人体練成を目指す歴史の中での副産物が物悲しく描かれている。
また世界観の設定として、戦争、兵器、差別、怨恨など「欲望」の副産物もちりばめられ、物語を彩っている。


この、「魂の方割れ」と「アカシックレコード」という二つを同じ素材で別々に描いた「ハガレン」は、僕の中でちょっとしたヒット作だ。

まあ、実写版を見るかみないかは別の話だが(笑)

でも、ちょっと興味はある(笑)

ハガレン⑦





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No title

アニメも漫画も観たことないのに、実写映画に誘われてます!
はたして入れるでしょうか! その世界観に(>v<;)

Re: No title

ぴょん吉様

コメントありがとうございます。
いつも、楽しく拝見してます。

絵がお上手なので憧れてます。

ハガレンの本当のテーマは「家族愛」です。
失った家族への切望がテーマで、本質の部分は泣けます。

物語的には泣けませんが(笑)

ファンタジーな世界観を直視しなければ、物語としては面白い、、、はずです。
たぶん、、、

きっと、、、(笑)
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