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そして僕は途方に暮れる









「離婚したいんだ」


奥さんからの切りだしは、唐突で、そしてとても深刻なものだった。
僕はきょとんとしてしまい、最初は理解がうまくできなかった。

奥さんは奥さんなりに悩んでいたようで、そしてその悩みを僕だけが理解できていないようだった。

幾つかの要因があるなかで、最大の要因は僕のコミュニケーション能力不足のようだった。

不足という表現だと聞こえが良いのかもしれない。
むしろ「欠如」と言った方が的確か。

薄々の自覚はあったが、奥さんにしてみれば、耐えがたい問題であったということ。
一緒にいる必要性を自分自身に感じられないようだった。


「あなたは誰も必要としていない」

それが結論だった。




それでも、僕は何が起こっているのか解らない事だらけで、奥さんの実家にも連絡をし、一人訪問をさせてもらった。

御両親も当初より僕のこの欠点が気になっていたようで、娘より相談があった際、改めて認識し直したとの事。
なので、娘に賛成です、と。

いよいよ深刻な事になっていると考え、自分の両親にも相談をしてみる事にした。
こんな事は人生で初めてかもしれない。

初めて知った事実として、奥さんは僕より先に僕の両親に相談をしていた。
泣きながら話していたと言って、両親はそろってうつむいた。

両親にしても、僕の得体のしれない何かを認識していたようで、これについては否定もなにもなく、「我慢をしてあげて」と奥さんにお願をしたそうだ。

いよいよ僕は途方に暮れる事となった。




「離婚してもいいよ」

僕は仕事中、奥さんにラインを送った。

「了解」

奥さんからの返信は味気ない。

そして僕たちは離婚届けを書き上げた。





この事は、先の記事の公園に遊びに行ったときに、既に二人の間で協議中であった事。

「久しぶりに、一緒に公園に行こうよ」

提案は奥さんからだった。

子供たちははしゃぎ、奥さんと僕はいつものように他愛の無い話題で盛り上がった。

何がいつもと違うのか、僕には理解できないでいた。
たぶん、それが良くない事の一つなのだろうと思う。
けれど、正直なところ良く解らない。

「情緒が不安定なのかも」

奥さんのご両親も僕の両親も、奥さんについて同じ事を言っていた。
その原因が僕の人間性にあるとしたら、解決する方法は一つしかない。

現時点、離婚届けは奥さんの手の中にある。

「好きな時に提出すればいいよ」

そう、奥さんには伝えてある。
奥さんは少し安心したようだった。




こんな事情で、ブログを長らく休んでしまった。

少し気持ちが落ち着いたので、再開しようと思う。
当面ブログはさかのぼり記事ばかりだと思う。
そして、当面の記事は、こんな背景の際の出来事だという事になる。

「変われますか?」

奥さんの御両親から尋ねられた。
正直、僕は変われないと思う。
何がどう駄目なのかが自覚できていないからだ。

「誰にでも欠点はある。だけど、補えきれない」

奥さんはそう言っていた。

不思議な事は、そんな最中も毎日がごく普通に来ると言う事。
そして、明日には別々の生活をする事になるかもしれないということ。

「正解がわかりません」
僕が言う。

「正解なんてないのよ」
奥さんの母親が答えた。

明日の事も正解も、誰にも解らないという事か。
だとしたら、僕に出来ることは何なのだろう?








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No title

こんにちは、お久しぶりとなりますね。

ちょっと時間が空いておりましたので
何かあったのかな?っと思ってはおりましたが、
ちょっと重い事ですね。

なかなかコメントも入れにくい所もありますが、
ちょっとコメント入れさせて下さい。

私の弟も、何年か前に離婚をしました。
それが、子供が生まれた2~3日後に言われたんです。

最初は 「産後ウツなのではないか?」
っと弟も どうしてそうなったのか
原因が分からないと言っておりましたが、

私達の身内としては(離婚するのは)時間の問題ではないかなっと
薄々感じていました。

しかし、離婚を言われたのは 先程も言いました通り
出産してから2~3日後の事。

その為、生まれた子供は
私達 身内にも ウチの親にも 一度も会う事はありませんでした。
その為、ウチの親が激怒。
祝福ムードが 一気に雰囲気が悪くなってしまいました。
なんでそのタイミングなんだろうかと・・・

最終的には
弟にもそれからは一度も
子供に合わせても くれませんでした。

離婚に至る 真の要因はよく分かりませんが、
しかし、原因はウチの弟にあったと思います。
ただ、弟には分かっていない様子でした。

別れる要因は必ずあるでしょうから
相手が悪いと思うよりも
まずは自分の中で それを追求する事が
大事ではないかと思います。

>「正解なんてないのよ」
私もそれは そう思います。
正解は 後からついてくるもの。
強いて言えば
うまく行く様に努力する事が正解への道ではないかなっと
私は思います。

ごめんなさい、偉そうに言ってしまって。
しかし、kakeruパパさんも 今はツライ所であると思います。
微力ながらでも お力になれたらと思い、
コメントを入れさせてもらいたいと思いました。

ツライ事があったら、文にしてみるのも良い事だと思います。
文才のあるkakeruパパさんであれば
それも気晴らしにも なるかと思います。

まずは頑張ってとしか言いようがありませんが、
影ながら 応援しておりますので、
何かありましたら また言って下さい。

(大変であれば、コメントスルーされても大丈夫です)


No title

こんにちは、ごぶさたです

12月のブログ記事を読んで
「このまま閉鎖されるのでは?」
と感じてましたが、そういう理由でしたか

歌の歌詞にもありますが
「ひとつ残らず君を
悲しませないものを
君の世界のすべてに すればいい」

そんな世界は無いのが現実ですが
近づく事はできると思います

「子どもとお出かけ」のためにも
よく話し合ってみてくださいね

なんだか上から目線でごめんなさい

No title

コメント難しいですが他人事とは思えません。
自分勝手で家族のことをあまり考えない父(kakeruさんではない)と
それに引きずられている家族。
うちの家のことです。
正直、うちも仲良し家族ではありません。
考え方の違いが多いです。
家族についての考え方も生きてきた環境が違っているので直るものでもなく衝突も多いです。
きっかけがなく、収入のことがあり今は従っているというか、まとまっているようなものです。
俺の収入が無くなった時が危ないと思っている。
しかし、私は家族が仲良しである必要もないと思うし、長生き希望ではない。
職場でもいらない老人話や、仲良しごっこで仕事が出来るかのスタンスでチームを引っ張ってはいるが今の時代とは合っていなく結果は出しているものの異端児です。
周囲に離婚も多いです。
細かい事情までは分かりませんが明日は我が身と思います。
kakeruさんのコミュニケーション能力の欠如というのがどういうものであるかはわかりませんし奥さんの方の情緒不安定もわかりませんがよく話し合っての事なら仕方ないと思います。
新たな一歩として進むしかないと思います。
いらっしゃいませ
プロフィール

kakeru666

Author:kakeru666
-
子どもたちとのお出かけ記録。

これからの方々の参考になれば幸いです。

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