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続・家族の肖像







次男が描いた家族の肖像。




とても素敵ではあるけれど、それは儚いマジック画だ。
決して誤って消えるような事の無いよう大事にしたかったが、これ見よがしに飾るのも気が引けたので、所定の場所に置いておいた。

しらばくすれば、本来の伝言板として家族間の連絡事項が書かれ、跡形もなく消えて無くなっているだろうと思った。


けれど、誰も何も書き換えることはせず、どこかに仕舞われるような事もなく、いつまでもそのままのの姿で棚の上に飾られ続けていた。

どちらかと言えば、うっかり消してしまわないように、皆が注意しているようにも思えた。



その日、僕は帰りが遅く、自宅に到着してみると、長男と次男は思い思いの姿でリビングの床に転がって眠りについていた。

「しょうがないなぁ」

僕は独り言を言い、子供たちの寝顔を覗きながらスーツを脱ぎ寝間着に着替えた。

僕は所定の寝床が無く、適当な部屋で適当にねている。

かっては、子供部屋で兄弟と一緒にねていたが、子供たちが大きくなって、勉強机や二段ベッドを設置するに際し、寝床をリビングに切り替えた。

寝るときは適当にかき集めた布団を適当に敷き、それっぽい寝床を作って寝ていたが、気が付けば兄弟たちが、自分達のベッドで寝ることをしなくなり、適当にかき集めた布団を床に敷き詰め、僕と一緒に適当に寝るようになっていた。

中学生になった長男と枕の取り合いをしながら一緒に寝る日々になるとは思わなかった(笑)

「まあ、暫くしたら布団を敷くか、、」

僕は兄弟の為に布団を敷く事よりもビールを飲む事を優先して、キッチンでノンビリと時間を過ごす。

ビールを口に運びながらなんとなしに次男が描いた家族の絵を眺めた。

「あれ?」

次男の絵が変わっていることに気がつく。

そして、さすがに今度は泣きそうになった。



その絵は新たに描き足しがなされていたからだ。

それは家族四人をハート型の魔法陣で囲み、決して離れ離れにならないように包んでいた。

そして、そのそばにはなかなか直球な魔法の言葉が添えられていた。




「ずっといっしよ」





僕は今度は、迷わずあからさまな場所にその絵を移動することにした。

兄弟が七五三で御参りした際に頂いた御札を飾る為に奥さんが作った棚上に置き直す。
それは高い位置にあって、もはや伝言板としては機能しない位置だ。



例えば、その魔法が利かなかったとしても、家族全員には響いたはずだ。


きっと、いつか、そうだな、近いうちに、僕は子供みたいに思いっきり泣いてみようと思った。


うん。

悪くない。

でも、泣いてる父ちゃんは見せないよ(笑)

だって父ちゃんはいつだって、にこにこしてる父ちゃんだからね。


あ、でも、これは言っておくよ。



みんな、ありがとう。








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No title

こんにちは~

世界一良い 伝言板ですね (*^_^*)
伝言板としては 最高のメッセージじゃないでしょうか。

「ずっと一緒」
息子さん達は 分かってくれていますね。
息子さんも パパさんと別れたくないのでしょうね。
逆に息子さんの気持ちも大事。
大事に 子供達の気持ちを察して守ってあげて下さい。

終わりではありませんから。
一時の 間だけだと思いますよ。
今は パパさん、試練の時だと思います。

頑張れ、kakeruパパさん (*^_^*)


ちなみにですが、
私も決まった寝床がありません。
お恥ずかしながら、近頃は 座椅子を真っ直ぐにして
そこで寝ております。

ベットは2つあり、
以前は4人で寝ておりましたが、
いつからか ベットはママさんと子供達だけで使う様になり、
何年か前から かず君と私は和室で寝るようにもなり、
近頃は 私は座椅子で寝てるという 感じです (^_^;)

最初は 座椅子で寝ると 
起きた時に体中が痛いという事がありましたが
最近は 座椅子に慣れたせいか 
今度は普通の布団で寝ると 体中が痛くなる様になってしまいました。

人間、慣れですね。
どんな事でも 慣れれば 出来る様になります (*^_^*)




Re: No title

tomパパ  様


コメントありがとうございます。

次男はまだ幼いですし、家族が揃う時間が楽しいしようです。

僕の帰りが遅いと、いまどこ?、帰ってくるんだよね?、と電話してきます。

長男も連絡してくることがありますが、「コーラ買ってきて」と、あんまり父ちゃんでなくてもよい内容ばかり(笑)


寝床に関しては、もう小さいとはいえない兄弟と寝るのはなかなか窮屈です(笑)

でも、きっと、思い出として残る筈ですし、悪くはないなと(笑)


子供は幾つになっても可愛いもんですね。
いらっしゃいませ
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kakeru666

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子どもたちとのお出かけ記録。

これからの方々の参考になれば幸いです。

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