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続々・家族の肖像





休日。


いつもの様に、パート仕事を終えた奥さんを迎えに行く。

「はー、疲れた」

これもまた、いつもの様に奥さんが言う。

ただ、いつもと違うことをちょとだけ話してくれた。

「部屋を借りたんだ」

知ってる。
チビから聞いたよ。

「それでね、明日鍵が届くから受け取っておいて。あたし、明日も仕事だからさ」

「了解」

僕は答えながら、車を走らせた。

奥さんは借りた部屋の場所を説明してくれた。
それはほど近い大通りのそばのようだ。

「ほら、新聞屋さんがあるでしょう?そのマンション」

「ああ、交差点のところの?」
「交差点?違うよ、もう少し先に行ったところ。潰れちゃったラーメン屋さんがあるでしょ?そのそばに新聞屋さんがあるのわかるかな?」
「ああ、あった、あった。なる程、あそこかぁ」

僕は適度に返す言葉もなかったので、普通に受け答えをした。
それは、奥さんも同じだった。

僕たちはこの先、いったいどこにたどり着くのだろう?

話題はすぐに奥さんの職場の1日の出来事になって、それは思いのほか面白く、僕はケラケラとわらった。

「ねぇ、晩御飯のおかず買いにいこうよ。」

奥さんが言う。

「どこにする?」

「お刺身が、とびきり美味しいところがいいな」

「そんなところはないよ」

僕はそう言って笑った。

このやりとは、結婚してからずっとしている。
もう、16年はやりとりしている年季が入った会話だった。

「どこでもいいよ」

奥さんはそう言った。

「じゃあ、一番近いスーパーでいいかな?」

「うん。あ、そうだ、とっても美味しいサラダを教えてもらったんだ。今晩食べようよ。材料、売ってるかなぁ」

奥さんは思案する。
メインの献立は、いつものようにスーパーにたどり着いてから一緒に考え、カートを押して回るのだろう。




僕たちはこの先、いったいどこにたどり着くのだろう?

まあ、そんなことより晩御飯の献立を考える方が重要だ。




子どもたちが、おなかを空かせ待っているからね。


僕は黙ってカートを押して回るよ(笑)




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こんにちは~♪

記事を読んで自分たちのこと、ふと気づきました

そういえば、妻と食材の買い物をした記憶がありません
子供連れでイオンとか行っても、毎回双手に別れて、時間効率重視
食材は平日が妻で、休日が自分と、分担してます(自分のパートナーはヨヨ坊)

そうせざるを得ない理由(笑)もあるけど、毎日が全力疾走な、今は仕方ないのかな

Re: タイトルなし

aonekoパパ 様

コメントありがとうございます。

こちらは、食材の買い物だとむしろ子どもたちが、ついてきてくれません。

一緒に行ったとしても、
「父ちゃんと母ちゃんで行ってきてよ。俺たち車で(ゲームしながら)待ってるから」と最近はいわれてしまいます。


食材の買い物は結婚してからずっと奥さんと二人で行っています。
その習慣は今でも続いておりまして、美味しいお刺身の話は毎回話題になります。

案外仲よいでしょ?(笑)

いらっしゃいませ
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kakeru666

Author:kakeru666
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子どもたちとのお出かけ記録。

これからの方々の参考になれば幸いです。

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