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半分の魂・・・その後

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*たくさんの色とたくさんの思い出と








「誕生日おめでとう。元気かな?」


突然届いたラインメッセージ。


暫くボンヤリ眺めていた。
そうか、僕は誕生日なのか、、。
そんな事を思い出した。


連絡がきたのは何年ぶりだろうか?

三年?
いや、四年以上前だ。


元気だっただろうか?
まあ、多分、元気なのだろう。


彼女とは時々連絡をとりあっていたが、大概は数年に一度といったペースで、今回もそんなサイクルの一つになるのだろう。

不思議なもので、連絡をとる時にはどちらかが必ず何か特別な状況にある。

前回連絡がきたのは、僕の弟が亡くなった時だし、その前は、彼女の彼氏が亡くなったときだ。

以前の奥さんと離婚した時だったこともあれば、長男が生まれた時だったこともある。

何かが起こると、知らずに僕らは連絡をとっていることになる。

また今回も絶妙なタイミングだ。
そう思って笑ってしまった。


奥さんは子どもたちと一緒に新居に引っ越しする準備を始めていたし、僕はと言えば、そっと見守りつつ、一人での生活をどう切り盛りしようかを本格的に考え始めたタイミングだった。


さすがは魂の片割れだ。
何でもお見通しと言うことだろうか。

「久し振りだね。元気だよ。特に代わり映えの無い日々を過ごしているよ」

僕はラインメッセージを返す。


「シュトレンを焼いたの。よかったら食べる?」

なる程。
僕の誕生日は、つまりそういう時期だ。

「美味しそうだね。ありがとう。でもなんだか忙しくて(笑)。また、声かけてよ」

正直に言えば、今は顔を見たくないと思った。
ポキンと音をたてて、筋の通った何かが呆気なく折れてしまうような気がしたからだ。

「そう。じゃあ、袋を二重にしてその中にしまっておくわ。冷蔵庫に入れておくから、受け取れる時に連絡してね」


彼女はそう言ってラインのやり取りを終了とした。


多分、僕は会いに行くことはしないだろう。
彼女も解っているような気がした。

何かを感じただけで、きっかけに都合がよい話題を持ち出したにすぎないのだろう。

僕が元気でいれば、たぶんそれでおしまいなやり取りなのだ。


そう、勝手に思うことにした。






引っ越しをして、僕の前から消えた友人。

幾つかのプレゼントを貰っていた。

その中の一つに、絵を描く事が好きだった僕のためにたくさんの色を取り揃えたマジックペンがある。

けれど、僕はそれを一度も使うことはなかった。

ずっとしまったままにしておいたが、家を出るあたり次男にプレゼントする事にした。

次男は僕と一緒で読書と絵を描く事が大好きだ。

本当は僕が使うべきものだったのだろう。
けれど、血を引き継いだ子どもであれば許してくれるかもしれない。

ごめん。

許してほしいな。


僕なんかより素敵な絵を描く奴だからさ。



ああ、そうだ。

君は元気かな?
僕と彼女は元気だよ。

そうだ、一つ報告があるよ。
今、気がついた。


奥さんは君と同じ誕生月だよ。

性格は全然違うけど(笑)

君と同じように引っ越しをするそうだよ。


けど、今度は全力で守るんだ。
もう、後悔をしない事が今はポリシーなんだ。

だから、応援してね。








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No title

こんばんは~♪

遅くなりましたが、おめでとうございます
「かたわれ」さん、すごいですね

「パルタイ」は読み進めましたが
「ライオンハート」が未読なのを
思い出しました

今年もよろしくお願いします♪

Re: No title

aonekopapa 様

コメントありがとうございます。

コメント返信を書こうと思って、たった今、思い出しました。
片割れの彼女には年明け全く連絡してないです。
まずい、、
まだ、冷蔵庫にシュトレンしまってるかも(笑)

食べちゃったかな(笑)

パルタイは難儀すると思いますので、ライオンハートからどうぞ。

難しさはかけらもなく。

ただただロマンチックです。

今年もご家族共々、良い年でありますことを願ってます。

宜しくお願い致します。
いらっしゃいませ
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kakeru666

Author:kakeru666
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子どもたちとのお出かけ記録。

これからの方々の参考になれば幸いです。

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