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あの丘の向こう側

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*その日は、ちょっとした冒険になった









「桜見に行こうよ」


奥さんからラインが入った。
週末は恐らく見頃。



その日、僕らは歩いて花見に向かった。

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歩くのがあまり好きではなく、グズグズする次男と僕は歩いた。

前を行く奥さんと長男。

気がついたのが、すっかり長男は奥さんと同じ背丈になっていること。

それは嬉しい発見だった。


目的地は古の場所。

かつて、開発の為に敷かれたトロッコ路線の跡地だ。

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今では喧騒から隠れるような遊歩道となっていて、続く道に沿って桜並木が続く。

思惑通り桜は満開。

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僕らは桜を見上げながら遊歩道を進む。

やがて、桜並木は終わり、トロッコ路線らしく古いトンネルに行き当たる。

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可愛らしいトンネルも、やはり在りし日にはトロッコの行く手を助けた史跡であり、今では歩いたりサイクリングをしたりで楽しめるよう保存されている。

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そして僕らは桜並木を抜け、そのままトンネルを歩いた。

その際、ちょっとしたイベントがあり、トンネル内をトロッコならぬ小さな蒸気機関車が運行されていた。

次男が乗りたいと言うので、僕が同乗する事にし、奥さんと長男は歩いて先を目指す事になった。

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小さな機関車は本当に蒸気駆動で、尋ねて見たところ、石炭と炭を燃料に走るとの事だった。

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確かに、可愛らしい機関車のシリンダー内が燃焼している。

そして、走れば驚くほどの蒸気と、火の粉を撒き散らし、なかなか物騒な勢いではしりはじめた。

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次男は文字通り、身に降りかかる火の粉をひたすら払いのけていた。

そして、僕らは道の先を進む。

やがて、道は途絶えたような続いているような状況となった。

奥さんはスマホで道を調べる。

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その先に行けるような行けないようなの状態となり、僕らが選択したのは獣道のようなコースだった。

その道は道沿いにある山を超えるように続いているように見えた。

とりあえず僕らは進む事を続けた。

かなりの急勾配だったが、負けず嫌い家族らしく、気がつくと僕と長男は走り出しそのまま競争となった。

そしてそれは、思いの外本気での競い合いとなり、そして僕が負けることになった。

無意識に「ちっくしょー」と僕は叫んでいた。


いつ間にか僕は長男に身体能力で抜かされていた。

母親の身長に追いつき、父親の僕では敵わないまでの成長を遂げていることに気がつかされた。


それは多分、喜びであると同時に、新しい楽しみとなった。

長男は僕を置いて先を急いだ。
そして、奥さんと次男はだいぶ後ろにいた。

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頂上には何があるのだろう?

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少し遅れて僕も頂上にたどり着く。

そこには、なんとなく呆然とした感じの長男が立っていた。

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横に並んで僕も前を見る。

「えっ?」

思わず声がでた。
そしてドッと疲れもやってきた。

「父さん、ゴミの山だよ。車まで落っこちてる」

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道は行き止まりとなっていて、到達点には一つなぎのワンピースどころかゴミで溢れかえっていた。

道も行き止まりで、仕方なく僕と長男はもときた道を引き返す事にした。

帰るときに気がついたのだが、登ってきた道は傾斜が急過ぎて立ったまま降りるのは危険な道だった。
勢い込んで長男と駆け上がったが、降りるときには二人手を繋いで降りることになった。

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写真からだと解りづらいかも知れないが、年寄りの僕が長男に手を引かれているのではなく、長男が転がり落ちないように、僕が長男を斜面側に引っ張り、少しずつ下っている状態の図だ。




こんな感じで、この日は家族でたくさん歩いた。

次男、少しは痩せたかな?




なんて、ね(笑)



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No title

こんにちは~♪

負けず嫌い家族、続編でしたか(笑)
運動してない自分は、もう5年生にも
抜かれてるかなあ

昔の写真と同じ構図の写真、イイですね
こういうの好きです
昭和の時代を感じます

北九州市は製鉄と炭鉱の町で
たまに商店街で古い写真展示してて
古い時代を楽しんでます

あ、長男君のシャツがパンダ柄なのに
最後の写真で気がつきました(笑)

Re: No title

aoneko 様

コメントありがとうございます。

僕はこのトロッコ路線跡の遊歩道が割と好きで、何度も訪れいます。

ただ、トンネルの向こう側はなかなか謎で、この日も同様にトンネルを抜けて、その先はどうなっているのかを探索している人々が何人かおりました。

斥候隊宜しく、僕らは後から来る人々に「この先どうなってる?」の質問を受け、そのたびに「残念ながら、解りません」と答えてました(笑)

トンネルは幾つか続いてあるのですが、最後のトンネルを抜けると、山の斜面に到達し、獣道みたいなのが、三方向に別れて現れます。

そのうちの一つを選択したのですが、ゴミの山でした(笑)

次男あるあるですが、トンネル探索している方から、「お嬢ちゃん、頑張って」と歩くのに疲れて、座りこんで休んでいる次男に声をかけてました。

奥さんと僕は顔を見合わせて笑ったり。

また、女の子に間違えられてました。

探索を諦めた僕らは、その後次男を床屋に連れて行きました(笑)

いらっしゃいませ
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これからの方々の参考になれば幸いです。

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