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ブンブン丸?





「面白そうな文房具屋さんがあるらしいんだけど、行ってみない?」

奥さんが言う。

僕は少しだけ考える。
文房具屋。
なんて魅惑的な。
だだ、行くと全部欲しくなる。
危険な場所だ。
なので、僕は文具売り場には近づかないことにしていた。


「子ども達の文房具も買わなきゃいけないのあるし」

口実ができた。
そうだ。
子ども達のためだ。
ならば仕方ない。

「わかった。いこうか」

そんなわけで、僕らは今時珍しい街角の文房具屋さんにむかった。





たどり着いてみれば、何と言うこともない普通の佇まい。
けれど、前評判に違わず人気のようで、駐車場には入庫を誘導する警備員までいた。

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中に入ると、至って普通の文房具屋さん。
けれど、たくさんのお客さんで賑わっていた。
思えば、昨今身近に文房具屋さんはなく、いざ行こうとなると、ショッピングモールなどにある効率のよさげな文房具売り場ぐらいだ。

なんとなく懐かしい雰囲気に心躍る。

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奥さんと長男は二人で色々な売り場を見て回っていた。

そんな中次男はさして興味なさげだったが、とある売り場でテンションがいきなりマックスになった。

「わー!これ、絵を描くぺんだ!」

次男は画材道具、とりわけイラスト用の文具コーナーで狂喜乱舞。

202001271956441b5.jpg

ネットで色々調べたりしているようで、憧れの道具がずらりと並ぶ垂涎の棚に我を忘れていた。

「ああっ、これほしいな、、でも高くて買えないや、、、あ、セット品がある!、、
うわ~、高け~っ!」

202001271956468d1.jpg



解る。
そうなるのだ。
僕も漫画描こうとなったとき、色んな道具か売られているのを知って、片っ端から欲しいと思ったものだ。

けれど、当然買えない。
だから買える物だけで効率よく描くしかない。


以前ご紹介した作画ネタ。
予算がなかったので、安い一種類のペン先を幾つか購入し、ペン先を用途に合わせて削って使った。

それが、これ。

20200127195640f3a.jpg

「丸ペン」

当時、ばら売りだと一個100円しなかったと思う。

とても繊細な線が描ける。
製図用の高価なサインペンならいざ知らず、一般的な極細サインペンだと、一定の濃度が維持できず線がかすれてしまう。

けれど、この丸ペンだと、金属製のペン先が安定してインク(墨汁)を紙に供給する。
加えてペン先が丈夫でへたれない。

ただ、かなり繊細な為、アウトラインを描くのには向かない。
なので、アウトラインようにペン先を削ったものを作って使ったりしたのだ。

懐かしい。


「父ちゃん、どれ買ったらよいかな?顔とか練習したい」

次男が僕の顔を見上げる。
目が輝いていた。

「色塗りもしたいんでしょ?なら、肌用に二色と、あと外側の線を描くためのペンもいるかな」

次男はどれにしよう?とニコニコしながら選んでいた。
結果、肌色を二色と、0.5mmほどのペンを購入した。





「もう、やっちゃったよ」

奥さんが買い物袋を持ち上げてそう言った。

「全部で一万円分も買っちゃった」

僕は笑う。

そうなるんだよね、文房具屋さんはさ。





次男は自宅に戻ると、早速ペンで練習を始めていた。
幾何学模様を描き、その中を肌色で塗りつぶす作業を繰り返していた。

「何してるの?」

そう訪ねると、

「色、はみ出さないで塗れるように練習してる」

だってさ(笑)


頑張れよ。


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子どもたちとのお出かけ記録。

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